今後は、増加した国富ファンドの資産規模に合わせて、世界中からプロの運用担当者を雇い、外部の運用会社の活用を増やすといった地道な活動が続くだろう。
その意味では、国富ファンドが保有する金額の多くは、一般的な年金や投資信託の運用形態に近づいていくことになる。
それでも、国家戦略的な色彩の強い部分は残り、「巨大資本家としての投資行動」は維持されるはずだ。
同時に、強大なパワーと発言力を持つため、何かと警戒される状況は変わらないだろう。
事実、08年2月にそれを裏付ける報道があった。中国とシンガポールの国富ファンドが、直接欧米の金融機関に投資する手法を避けて、米国の投資ファンドが設定するファンドを通じて投資する道を選んだのだ。
これも、周囲からの警戒感を少しでも和らげるために取られた手法である。国富ファンドのもう一つの特徴は、通常の投資信託や年金ファンドと違い、「短期的な時価評価に一喜一憂する必要がない」という点だ。年金や投資信託の場合は、毎日時価評価され、投資行動が常時監視されている。
2~3カ月という短期間でもライバルに劣るようなパフォーマンスを報告しようものなら、大丈夫かといった質問や避難の嵐に遭遇する。そのような外野の声がパフォーマンスをさらに悪化させる要因だということが明白だったとしても、質問や非難の嵐が繰り返される。
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